結論: 本ファンドはSCHDを通じて安定した高配当収益を享受しつつ、信託報酬の引き下げにより低コスト運用を実現しており、中長期の資産形成に非常に適した選択肢です。
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2024年12月20日に設定された「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」(愛称:S・米国高配当株式100)は、シュワブ・米国配当株式ETF(SCHD)を主要投資対象とし、配当収入の確保と中長期的なキャピタルゲインを追求します。
S・米国高配当株式100の特徴
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設定日:2024年12月20日
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投資対象ETF:シュワブ・米国配当株式ETF(SCHD)
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決算頻度:年4回(3月、6月、9月、12月)
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純資産残高:141,794百万円(2025年6月18日時点)
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直近基準価額:9,156円(2025年6月18日時点)
信託報酬の改定
2025年5月20日に信託報酬を以下の通り引き下げました。
区分 | 変更前 | 変更後 | |
---|---|---|---|
運用管理費用(実質負担) | 年率0.1238%(税込) | 年率0.1227%(税込) | (sbiam.co.jp) |
運用管理費用(信託報酬)の低減により、コスト競争力がさらに強化されました。
楽天SCHDとの比較
楽天が提供する「楽天・高配当株式・米国ファンド(SCHD連動)」との主な違いは次の通りです。
項目 | SBI・S・米国高配当株式100 | 楽天SCHD |
---|---|---|
信託報酬 | 0.1227% |
|
決算頻度 | 年4回 | 年4回 |
投資対象ETF | シュワブSCHD | 同SCHD |
投資対象の利回り | 3.41% | 同等 |
SBIのファンドは、コスト面で優位性を持ちながら、SCHDを通じて質の高い配当収益と値上がり益を狙える点が特徴です。
どちらを選ぶべきか?
結論は、手数料の安い方。その点だけで判断すると、2025年6月19日(木)現在は、SBI証券に軍配が上がるものの今後も楽天証券の追随も考えられるため、継続して注視が必要です。
ただし、手数料合戦を待って、資産形成が遅れるのは元も子もない話しなので、
まずは少額ずつでもはじめてみる、そして、手数料合戦が落ち着いた段階で、自分の環境に合わせて証券会社の乗り換えを検討するのがベターだと考えます。
まとめ
SBIが新規提供する「S・米国高配当株式100」は、配当収益を重視しつつコストを抑えた優れた選択肢です。楽天SCHDとの比較検討を通じ、自身の投資戦略に最適なファンドを選びましょう。

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