ここ最近は、ビットコイン以外のアルトコインやトークン、Web3周りを深く追っていませんでした。世界的な法整備の揺れや、プロジェクトの乱立・頓挫も多く、正直ちょっと疲れていたからです。
ソラナについても概要はうっすら把握していたものの、
保有はしておらず「まあビットコインだけでいいか」と距離を置いていました。
ただ、CoincheckでSOLの取扱いが始まった(2025/12/11〜)ことで、重い腰を上げ、
改めて整理してみることにしました。
結論
結論から言うと、
ソラナ(SOL)は、高速・低コストを強みにするレイヤー1ブロックチェーンの基軸トークンです。
決済や取引の処理が速く、手数料も低い設計が武器で、DeFi・NFT・ゲームなどの利用が伸びるほど存在感が増しやすいタイプのエコシステムです。
つまり、
決済処理が速く手数料が安い仕組みを強みに伸びている暗号資産
一方で、価格変動(ボラティリティ)やネットワーク面、規制面のリスクもあるため、伸びしろとリスクをセットで理解しておくのが前提になります。
では、どんないいことがあって、どんなリスクがあるのか、
この記事では、Coincheckで取り扱いが始まり注目が増しているソラナ(SOL)について、
基本から、SOLを持つメリット、そして今後の展開までまとめて解説します。
国内でソラナ(SOL)が注目される理由
国内でSOLを扱える環境が整うと、これまで海外取引所や難しいウォレット操作が必要だった層でも、検討しやすくなります。
特にソラナは「処理の速さ」「手数料の安さ」が評価されやすく、利用が増えるほどチェーンの存在感が増す性格があります。
日本国内の動き
博報堂キースリーがSolanaのバリデータノードを運用したというニュースがあります。
これは大企業がネットワークの基盤側に関与している例です。
バリデータノードの運用 = ブロックチェーンの“見張り役兼記録係”を担当すること
つまり、勝手に深読みすると、
博報堂キースリーの目的は、
「Web3を“企画する側”ではなく、“支える側”に回り、
将来の日本企業向けWeb3の主導権を取ること」だと考えます。
海外では何が起きているか
- 伝統金融側では、J.P. MorganがSolana上でオンチェーン形式のコマーシャルペーパー(USCP)を扱う取り組みが報じられています。
- 決済側でも、VisaがUSDCを使った決済(米国の銀行向け)の文脈でSolanaが登場しています。
- 消費者向けの文脈では、Block(Cash App)がUSDC対応を進める計画が報じられています。
「NetflixやAmazon級の巨大アプリが“Solana上で”動いている」段階とは言い切れませんが、金融・決済・インフラ利用として関与が増えている、という見方はできます。
ソラナ(SOL)の基本:どんなブロックチェーンなのか
ソラナはスマートコントラクトを動かせるレイヤー1ブロックチェーンで、
高速処理と低コストを重視して設計されています。
SOLはそのネットワーク上で使われる基軸トークンで、主に次の用途があります。
- 送金や取引の手数料(ガス代)
- ステーキング(ネットワーク参加と報酬)
- エコシステム内サービスの利用
ソラナはアプリが増えるほど利用されやすい土台のため、
成長すればするほどSOLの需要が高まりやすい構造です。
ということは、使用されればされるほど、SOLトークンの価格は上昇する、、、はずなのだが、新規発行(インフレ)や市場全体の地合いも大きく影響します。
SOLを持つメリット 実用と投資(投機)の両面で強みがあります
投機目的(価値上昇・利回り)
これは分かりやすい主目的。
- 価格上昇への期待
- ステーキングによる利回り
- エコシステム拡大へのベット
👉「Solanaが伸びるか」に賭ける立場
Web3アプリ開発目的
これはSOLの本質に近い目的。
- ガス代としてSOLが必須
- 開発・テスト・運用コストが安い
- 高速でUXの良いアプリが作れる
👉「Solanaを使う側」になる立場
この層が増えるほど、SOLの実需が積み上がる。
利用・参加目的
– DEX・NFT・ゲームなどの利用
– ステーブルコイン決済(USDCなど)
– DAO参加、オンチェーン投票
👉投機でも開発でもない“ユーザー”として持つ
知っておきたいリスクと注意点
メリットだけでなく、次の点は必ず押さえておく必要があります。
- 価格変動が大きく、短期で損益が振れやすい
- 過去に停止・混雑が話題になったことがあり、技術リスクはゼロではない
- 規制や取引所ルールなど外部環境で状況が変わる可能性
- ステーキング報酬は変動し、委任先の手数料や稼働率で実質利回りが変わる
- 採用・開発が想定ほど進まず、期待が先行して失速するリスク
今後の展開 :伸びしろになり得るもの
ソラナの伸びしろは大きく分けて3つです。(つまり、伸びなかったら、、、なのだが)
- インフラの安定性向上(混雑・障害耐性の強化)
- 実需に近い領域の拡大(DeFi、RWA、決済など)
- 機関投資家が触りやすい環境の拡大(先物や上場商品など)
価格チャート (テクニカル所感)

※SOL/USDT(週足)のチャートを参考@Binance
執筆時点(2025/12/18)で、マクロ環境や暗号資産全体への風当たりを受けて、下落基調。
中長期は上昇トレンド内と言っていいと思うが、短中期は調整局面。
$120付近は節目として意識されやすい水準。
仮に$120を明確に割ると、次の節目として$100近辺が意識される可能性があり。
まとめ
ソラナ(SOL)は、高速・低コストなレイヤー1ブロックチェーン上の基軸トークン。
利用拡大は需要要因になり得る一方で、インフレ(新規発行)や市場環境の影響も大きく、価格が単純比例するわけではありません。※インフレの詳細は割愛
個人的な見解としては、資産形成のコアに据えるというより、
- 値上がりを狙う高リスク枠(スケベ投機)
- Solanaでの開発・検証
- 少額で触って理解を深める
といった目的で、失っても生活に影響しない範囲で扱うのが現実的だと考えます。

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