結論:MSCIの11月定期見直しでACWIに日本株4銘柄が新規採用、3銘柄が除外となり、
日本は純増(+1)。インデックス連動ファンドの最終的なリバランスは11/24(現地クローズ)に実施される見込みで、短期的には採用銘柄への買い需要・除外銘柄への売り需要が発生しやすい環境です。
ただし「オルカン」(ACWI連動)の長期積立方針は基本不変。
この機会にNISA対応の証券口座を用意して、積立設定を整えるのがベストです。
速報まとめ(日本株の入れ替え)
新規採用(日本)
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キオクシアホールディングス
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JX金属(JX Advanced Metals)
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荏原(Ebara Corp.)
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西武ホールディングス
※荏原は自社発表でもACWI・MSCI Japanなどへの採用を公表。
除外(日本)
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明治ホールディングス
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日清食品ホールディングス
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ヤクルト本社
実施日:2025年11月24日(現地クローズ)(発表は11月5日)。
きょう(11/11)から13日後が当日のリバランス。
オルカン投資家への影響
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長期の基本戦略は不変:ACWIは世界中の大型・中型株を広く保有する指数。
個別入れ替えは日々起こるため、長期積立の前提は変わりません。 -
短期の需給には注意:指数連動ファンドは11/24引けに向けて配分調整を行うため、
採用銘柄は買い需要、除外銘柄は売り需要が出やすいのが通例です。 -
テーマ面の示唆:
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キオクシア…メモリ・半導体関連
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JX金属…銅・ニッケルなど資源(EV/データセンターでの金属需要)
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荏原…ポンプ/半導体関連インフラ
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西武HD…サービス・インフラ(国内需要)
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いずれもAI・データセンター/資源・インフラといった足元の投資テーマと親和性が高い。
きちんとトレンドに乗った銘柄入れ替えも実施することがわかる。
取引・積立の実務ポイント
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リバランス日:11/24(現地時間)日本時間とズレる点に注意。
引けにかけて出来高が膨らみやすいのが一般的。 -
積立派:今回の入れ替えは指数の自然な新陳代謝。
NISAの自動積立を継続するのが王道です。 -
リスク管理:短期イベントでの売買はボラティリティが上がりがち。
長期目的の資金はルールを崩さない。
いまやること(NISA視点)
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証券口座を開設して、オルカンの積立をセット(クレカ積立やポイント還元を活用)。
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入金・積立日を固定して、マーケットイベントに左右されない仕組み作りを。
口座未開設なら最優先で! NISA対応のネット証券で最短当日〜数日で開設できます。開設後に「全世界株式(ACWI連動)」を積立設定しておけば、入れ替えイベントがあっても自動で指数に追随できます。
情報ソース
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MSCI 公式アナウンス(Index Review 概要):ACWIの追加・削除件数や発表の枠組み。app2.msci.com

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