米国スポットビットコインETFの19日間連続の流入が終了、6500万ドルの純流出

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米国のスポットビットコインETFは月曜日に6493万ドルの純流出を記録し、19日間続いた流入の連続が途切れました。

流出の詳細

月曜日の米国スポットビットコインETF市場では、合計6493万ドルの純流出が発生し、19日間続いた連続流入が終了しました。この期間中、総額40億ドル以上の資金が流入していましたが、この日を境に市場のトレンドが変わったことが明らかになりました。

主なETFの流出状況

  • GrayscaleのGBTC: 今週最大の流出額を記録し、総額4000万ドルの純流出。
  • InvescoとGalaxy DigitalのBTCO: 月曜日に2000万ドルの純流出。
  • ValkyrieのビットコインETF: 1600万ドルの純流出を報告。
  • FidelityのFBTC: 300万ドルの純流出を記録し、5月2日以来初めてのマイナスフロー。

流入を記録したETF

  • BlackRockのIBIT: 純資産額で最大のスポットビットコインETFで、600万ドルの純流入を記録。
  • BitwiseのBITB: 800万ドルの流入を記録。

市場の背景と影響

19日間の記録的な流入期間中、総額40億ドル以上の純流入があったと報告されました。1月からの累計では、11のスポットビットコインETFが総額156.2億ドルの純流入を記録しています。

先週金曜日、米国の非農業部門雇用者数データと失業率データが相反する見通しを示したことで、ビットコインの価格が下落し、投資家がリスクの高い資産から移動する原因となりました。現在、ビットコインは68,311ドルで取引されていると報じられています【The Blockのビットコイン価格ページ】。

市場は今週の米国消費者物価指数(CPI)の発表と、連邦公開市場委員会(FOMC)の会合を待ち望んでいます。CMEグループの予測では、FRBが現在の金利5.25%から5.50%を維持する確率は99.4%とされていますが、ロイターのエコノミスト調査では、FRBが今年2回の利下げを実施し、9月から開始する可能性が示唆されています。

スポットイーサリアムETFへの期待

一方、米国のETF発行者は先月末に提出したS-1登録書類に対する証券取引委員会(SEC)のフィードバックを待っており、これが承認されればスポットイーサリアムETFの正式な立ち上げが可能となります。Bitfinexのデリバティブ部門の責任者であるJag Kooner氏によると、スポットイーサリアムETFが立ち上がれば、現在スポットビットコインETFに向かっている資金の20%を取り込む可能性があると予測しています。

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