米国スポットビットコインETF、6月4日に史上2番目の高額流入を記録

米国のスポットビットコインETFは、6月4日に過去2番目に高額な1日あたりの純流入額を記録し、総額886.75百万ドルの資金を集めました。この記録は、2023年3月12日に記録された1日の純流入額1.05億ドルに次ぐものでした。

フィデリティとブラックロックが主導

6月4日の最大の純流入は、フィデリティのFBTCからの379百万ドルでした。続いて、ブラックロックのIBITが274百万ドルの純流入を記録しました。SoSoValueのデータによると、これまでの累積純流入総額は148.5億ドルに達しています。

他のETFも流入を記録しており、Ark Investと21SharesのARKBは139百万ドル、BitwiseのBITBは61百万ドル、グレースケールのGBTCは28百万ドルの純流入を記録しました。VanEckとValkyrieのETFも一桁台の純流入を達成しています。

6月4日の流入により、11のスポットビットコインETFは16日連続の純流入を達成しました。これは、1月から2月中旬に記録された最長の連続流入記録に次ぐものです。

ETFの累積純流入額は、設立以来145.7億ドルに達しましたが、The Blockのデータダッシュボードによると、米国のスポットビットコインETFの総流量は3月のピーク時よりも低い状態が続いています。

6月4日の深夜にはビットコインの価値が一時的に71,000ドルを超え、記事執筆時点では約70,800ドルで取引されていました。

米国では現在、主要な発行者が証券取引委員会（SEC）に修正登録書を提出したことで、スポットイーサリアムETFの立ち上げが期待されています。K33リサーチのアナリストは、スポットイーサリアムファンドが取引開始後の最初の5か月間で31億ドルから48億ドルの純流入を引き付けると予測しています。

米国のビットコインETF市場は、6月4日の大規模な資金流入によりさらに活況を呈しています。フィデリティとブラックロックを含む主要プレーヤーは、市場の信頼をさらに強固にしており、投資家の注目を集めています。今後のイーサリアムETFの展開も注目されており、仮想通貨市場全体の成長が期待されます。