以下では、初心者向けにCoincheck(コインチェック)を使ってビットコインを購入する手順をわかりやすく解説します。これから仮想通貨を始めたい方、初めてCoincheckを使う方はぜひ参考にしてください。
ビットコイン(Bitcoin)とは?
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ビットコイン(BTC):世界で初めて登場した暗号資産(仮想通貨)です。2009年に「サトシ・ナカモト」と名乗る人物または集団によって提唱されました。中央管理者(銀行や政府)に依存せず、ピアツーピア(P2P)で価値をやり取りできる点が特徴です。
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特徴
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取引はブロックチェーンという分散型台帳に記録され、改ざんが極めて困難。
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発行上限が2,100万枚と決まっており、「デジタルゴールド」とも呼ばれる。
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24時間365日いつでも取引ができる。(日本の銀行・証券口座のように「営業日のみ」「営業時間あり」といった制限がない)
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なぜCoincheckを選ぶのか?
日本国内には複数の仮想通貨取引所がありますが、そのなかでもCoincheckをおすすめする理由は以下のとおりです。
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初心者向けにわかりやすい画面デザイン
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スマホアプリ・ウェブ画面ともにシンプルで、初めてでも迷わず操作ができます。
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チャートや取引画面が見やすく、直感的に取引しやすい設計です。
Screenshot
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最低購入単位が低い
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少額からの購入が可能。2025年5月時点で、
Coincheckでは
取引所:「0.001 BTC 以上 かつ 500円(相当額)以上」から注文できます。
販売所:購入/売却ともに円建てで500円相当額、BTC建てで0.001 BTC相当額 -
よくある1BTC(15,000,000円)だから、高くて買えない、というのは間違い。
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取引手数料が比較的安い(※状況によって変動)
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Coincheckは「販売所」「取引所」の2つのチャネルがあります。特に「取引所(ユーザー同士の板取引)」であれば、取引手数料が無料になっています(※2025年5月時点)。
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ただし、販売所で購入する場合、下記の手数料相当額が含まれるため、
厳密な意味で「手数料ゼロ」とはいえない点はご留意ください。
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東証一部上場のマネックスグループが親会社
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親会社が東証一部上場企業なので、一定の信頼性があります。
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セキュリティ対策や顧客資産の分別管理など、法令遵守にも注力している点が安心材料です。
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Coincheckで口座開設をする流れ
Coincheckを利用するには、まず口座を開設しなければなりません。以下の手順で進めていきましょう。
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公式サイトまたはアプリにアクセス
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スマホユーザーはApp Store(iOS)またはGoogle Play(Android)から「Coincheck」アプリをダウンロード。
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PCユーザーはCoincheckの公式サイト(Coincheck
)へアクセス
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メールアドレスでアカウント作成
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メールアドレスを入力し、パスワードを設定して登録。
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登録後に送られてくる認証メール(URL)をクリックして、本登録の第一段階を完了させます。
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SMS認証(電話番号認証)
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携帯電話番号を入力し、届く認証コードを入力してSMS認証を完了させます。
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これでアカウントにログインできる状態にはなりますが、本人確認(KYC)を完了しないと取引を開始できません。
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本人確認書類の提出(KYC)
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運転免許証やマイナンバーカードなど、Coincheckが指定する本人確認書類を写真撮影してアップロード。
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Coincheck運営側で書類を審査し、問題がなければ「本人確認完了」通知がきます。通常は数時間~数日以内。
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審査が通ると、出金や取引など全機能が使えるようになります。
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日本円の入金方法
本人確認が完了したら、日本円をまずは口座に入金しましょう。主な方法は以下の3つです。
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銀行振込(銀行口座から送金)
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手数料:振込元銀行の振込手数料のみ自己負担
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反映時間:リアルタイム入金(24時間対応)や、振込時間帯によっては翌営業日の反映
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振込先口座情報はCoincheck画面に表示されるので、その口座へ振り込むだけです。
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クイック入金(コンビニ・ペイジー)
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手数料:金額に応じて変動(700円前後~)、詳細はCoincheck公式をご確認ください
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反映時間:基本的に即時
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銀行営業時間に依存せず、24時間いつでも即時反映なので、すぐ買いたい場合に便利です。
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コンビニ入金
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手数料:金額に応じて変動あり(1,000円前後)
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反映時間:即時(レジで支払ったタイミング)
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ファミリーマート・ローソン・ミニストップなど主要コンビニで支払い可能。事前にバーコードを表示して店頭で支払います。
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ポイント:
初心者の方は「クイック入金」が手軽でおすすめです。銀行振込だと、銀行営業時間外は翌営業日反映になることがありますが、クイック入金なら24時間365日すぐに反映されるため、相場が動くタイミングでもすぐ買いに行けます。
コンビニ入金は、ATM手数料やコンビニ手数料が別途かかるので、少額で試すとき以外は銀行振込やクイック入金を検討しましょう。
ビットコインを購入する手順
日本円を入金したら、いよいよビットコイン(BTC)を購入します。Coincheckには「販売所」と「取引所」がありますが、初心者はまず「販売所」での買い方を覚えるとわかりやすいでしょう。その後手数料を抑えたい方は「取引所(板取引)」を利用します。
販売所での購入
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Coincheckにログイン
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左側のツリーから「販売所」を選択
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ビットコイン(BTC)を選ぶ
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購入したい日本円の金額を入力
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「購入する」ボタンを押す
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取引が成立後、保有BTCがウォレットに反映
補足:スプレッドとは?
販売所ではCoincheckが設定する「買値(Ask)」と「売値(Bid)」の差、いわゆる「スプレッド」があります。
例えば、Coincheckの販売所での買値が1BTC=5,000,000円、売値が1BTC=4,950,000円の場合、買う際には5,000,000円で購入し、売る際には4,950,000円でしか売れない、という差額が発生します。
この差額が広いほど、実質的な手数料負担が大きくなるため、大量に買う場合は「取引所」での板取引を検討するとよいでしょう。
取引所(板取引)での購入
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Coincheckにログイン
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初期画面が「取引所(板取引)」画面
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「BTC/JPY」の板情報(注文板)を確認
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売り板(Ask)と買い板(Bid)の注文が表示されるため、自分の希望価格で指値注文が可能。
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指値注文または成行注文を設定
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成行注文:即時取引したい場合に使用。現在の板で最も安い売り価格ですぐにBTCを買います。
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指値注文:自分の希望価格を指定し、その価格で買いが成立したら約定(取引成立)します。急がない場合や細かく価格をコントロールしたい場合に便利です。
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注文を出すと、板に反映される
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注文がマッチすれば約定となり、ウォレットにBTCが反映
筆者としては、断然、販売手数料の面から板取引での売買をおすすめする。
ただし、どうしても販売所でしか購入できないアルトコインもあるので、
その場合は販売所で購入するしかない。
購入後のウォレット管理・セキュリティ対策
ビットコインを購入したら、ウォレット(保管場所)の管理やセキュリティ対策が重要です。以下の点に注意しましょう。
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CoincheckのMTウォレット(コールドウォレット)保管
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Coincheckでは顧客資産の大部分をコールドウォレット(オフライン保管)で管理しています。サーバー連携しないため、ハッキングリスクが低減され、安全性が高いです。
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ただし、万が一のリスクもゼロではないため、大きな資産を預ける場合は自己管理ウォレットに分散することも検討しましょう。
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二段階認証(2FA)の設定
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二段階認証(Google Authenticatorなど)を有効化することで、アカウントへの不正ログインリスクを大幅に減らせます。
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Coincheckにログイン後、[設定]→[セキュリティ]→[二段階認証]から設定可能です。
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強固なパスワードを設定・定期的に変更
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「英数字・記号を組み合わせた長いパスワード」を設定し、他サービスと同じパスワードは使いまわさないようにしましょう。
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半年以上変更していない場合は、念のため一度更新をおすすめします。
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フィッシング対策
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Coincheckを装った偽サイトやメールには要注意。
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URLは公式のみを利用し、不審なメール内リンクは絶対にクリックしないようにしましょう。
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公式サポートからの連絡には、基本的に「Coincheckアプリ内の通知機能」を使います。メールやSNSでアカウント情報を聞いてくることはありません。
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自己管理ウォレット(外部ウォレット)への送金
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長期保有を考えている場合は、ハードウェアウォレット(Ledger、Trezorなど)への移動も検討すると安心です。
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自己管理ウォレットに送金する際には、送金先アドレスを間違えないように何度も確認しましょう。アドレスを一文字でも誤ると、取り返しがつきません。
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よくある質問(FAQ)
Q1. Coincheckの口座開設にかかる時間は?
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書類審査にかかる時間は、申し込み状況や曜日・時間帯にもよりますが、通常は数時間~数日程度。混雑時には多少遅延することがあります。
Q2. 最低入金額はいくらから?
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入金手段によって異なりますが、銀行振込であれば1円から入金可能です(銀行側の振込手数料は別途かかります)。クイック入金・コンビニ入金にはそれぞれ手数料がかかるため、1万円~数万円のまとまった金額を入金するケースが一般的です。
Q3. 取引所と販売所、どちらを使うべき?
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販売所:初心者でも簡単。すぐにマーケットプライスで購入できる。ただしスプレッド(実質的な手数料)がかかる。
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取引所(板取引):手数料が安いが、板に注文を並べる作業が必要。流動性が薄い時間帯は思った価格で約定しにくい場合がある。
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結論:一般的には、「販売所」で流れをつかんで、慣れてきたら「取引所」を使って手数料を節約、という順序がおすすめ。
Q4. ビットコイン以外の通貨は買えますか?
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Coincheckでは、ビットコイン(BTC)以外に、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、XLM(ステラルーメン)など、多数のアルトコインを取り扱っています。
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ただし、銘柄によって取引所・販売所の対応状況が異なるため、購入したい銘柄があればCoincheck画面で確認しましょう。
まとめ
以上が、初心者でも迷わずに進められる「Coincheckでのビットコイン購入手順」です。ポイントを簡単におさらいします。
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Coincheckで口座開設(メール認証 → SMS認証 → 本人確認書類提出)
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日本円を入金(銀行振込、クイック入金、コンビニ入金など)
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販売所 or 取引所でBTCを購入
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購入後は二段階認証などでセキュリティ対策を徹底
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長期保有を検討する場合は自己管理ウォレットへ送金
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最後に
仮想通貨投資はリスクも伴いますが、正しい知識と手順を踏めば、初心者でも安心してスタートできます。特にCoincheckはサポート体制や操作性に優れ、はじめての方におすすめの取引所です。ぜひこの記事を参考に、まずは少額からチャレンジしてみてください。成功を祈っています!
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